UQモバイルの高速プランと無制限プランを徹底比較
UQモバイルには、高速プラン=「速度は速いけど月々の容量が3GBのプラン」と、無制限プラン=「速度制限はあるけど使い放題プラン」の2つがあります。
UQモバイルは、格安スマホ(MVNO)の中では、通信速度が速く、評判がいいのですが、高速プランの「通信速度」か、無制限プランの「月々のデータ容量」か、どちらを重視するか中々難しいところです。
この記事では、
- 無制限プランは高速プランに比べて、月々1,000円高いけど、それだけの価値が本当にあるの?
- それぞれのプランは、具体的にどのくらいの速度なの?
- 結局どっちのプランがいいの?
といった疑問を解決して、最終的にどちらのプランにしたらいいのか分かって頂けるようにしていきたいとおもいます。
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Contents
高速プランと無制限プランの概要
他の格安スマホ(MVNO)では、3GB、5GB、8GB、10GBなど、細かくデータ容量が分かれているのに対して、UQモバイルでは
- 高速プラン(3GBプラン)
- 無制限プラン
の2つのプランのみが利用できます。
MM総研によると、スマホ利用者全体の半数以上の方が、3GBプラン以下を選んでおり、5GB、8GB、10GBを選ぶ方は少数派です。
一方で、月々のデータ容量が足りているかを確認しながら、スマホをいじるのもストレスなので、データ使い放題のプランというのは使いやすいとおもいます。
【音声SIMプランの高速プランと無制限プランの概要】
高速プラン(3GB) | 無制限プラン | |
月額料金 | 1,680円 | 2,680円 |
最大受信速度 | 150Mbps | 500kbps |
最大送信速度 | 25Mbps | 500kbps |
月々のデータ容量 | 3GB | 無制限 |
注意事項 | 3日間で3GB以上利用すると、通信速度が200kbpsに制限されます |
高速プラン(3GB)の方が、月額料金が1,000円安くおトクになっています。
また通信速度については、高速プラン(3GB)の方が速いです。
月額料金、速度重視の方にとっては、3GBプランの方がオススメです。
一方、無制限プランは、月額料金が1,000円高く、速度が制限されている代わりにデータ容量が使い放題になっています。
月々のデータ容量を気にせず、インターネットを楽しみたい方には、無制限プランがオススメです。
【最大受信速度と最大送信速度について】
ちなみに、高速プラン(3GB)の最大受信速度は150Mbps、最大送信速度は25Mbpsとなっていますが、これはあくまで周りに障害物もなく、干渉する電波もない理想的な環境でという話で、実際は、障害物や他のスマホの電波などが干渉するため、本当に出る通信速度はもっと低くなります。
最大受信/送信速度は、150Mbpsでも混雑時は、1Mbpsしか出ないこともあり、実際にみなさんが体感する速度は、1Mbpsの速度の方です。
この実際に皆さんが体感する速度のことを、実効速度といいます。
以下1Mbpsでは◯◯ができるという説明をさせて頂きますが、この1Mbpsは実効速度のことです。
それぞれのプランのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
【高速プラン(3GB)と無制限プランのメリット・デメリット】
メリット | デメリット | |
高速プラン(3GB) | ・通信速度が速い ・月々の料金が安い |
・3GBしかないので、外出先で、 動画視聴やオンラインゲームをすると すぐに容量をオーバーする |
無制限プラン | ・ネット使い放題のため、 月々のデータ容量を気にせずに スマホを使える |
・高画質の動画やオンラインゲーム を快適にする通信速度は出ない |
それぞれのプランのメリットは上記で説明した通りですが、デメリットを説明すると、高速プラン(3GB)の場合、動画視聴やオンラインゲームをできることはできるのですが、長時間すると容量オーバーで、通信速度が激しく遅くなります。
無制限プランの場合、高画質の動画やオンラインゲームを利用するには、そもそもの通信速度が遅く、ブツブツと通信が切れてしまうという不便さがあります。
高速プランと無制限プランそれぞれでできること
高速プラン(3GB)と無制限プランそれぞれで、スマホの使い方にどのような差があるのか具体的に見ていきましょう。
高速プラン(3GB)でできること
週刊アスキーやITmediaが「RBB today spead test」というアプリで実験を行っていますが、少なくとも1Mbps以上の速度が出るという結果になっており、場合によっては、70Mbps以上の速度が出ることもあるようです。
docomo、au、ソフトバンクでも、朝の通勤ラッシュや昼間のオフィス街など、混雑時は通信速度が出なくなるので、このように、通信速度に幅があるのは仕方がないことなのですが、混雑していない状況だと、親会社のauと同等の通信速度が出ており、速度の点では格安スマホ(MVNO)の域を超えている印象です。
それでは、1Mbpsや70Mbpsといった通信速度だと、どのようなことができるのか見ていきます。
【1Mbps以上の通信速度でできること】
通信速度 | できること |
1Mbps | ・ヤフーのトップページや、Facebook、Twitter、LINE Newsが見れる ・ヤフートップページをブックマークから呼び出して、大体5秒程度 で表示されます。 |
2Mbps〜5Mbps | ・高画質の動画でも十分見れる ・Youtubeのバラエティ番組やスポーツ番組で、文字が鮮明に見える ・ヤフートップページをブックマークから呼び出して、大体3秒程度 で表示されます。 |
5Mbps〜10Mbps | ・平均的なゲームアプリをダウンロードするの1分程度かかります。 ・テザリングをする場合、スマホよりもパソコンの方がウェブサイトが 重いので、5Mbps以上余裕があると、カフェ等でのパソコン作業も 捗ります。 |
10Mbp〜30Mbps | ・平均的なゲームアプリをダウンロードするの30秒程度かかります。 ・スマホとパソコンで通信速度がほとんど変わらなくなってくる ・パソコン側でブラウザを複数立ち上げている場合など、 スマホの方が速く検索できる場合もある |
30Mbps〜70Mbps | ・ オンラインゲームや動画の大容量ファイルのやり取りも十分できる |
70Mbps〜 | ・テレビのリモコンでザッピングするようにウェブサイトを見れる |
先日、So-netの光回線が2Gbps出るというので、銀座のソニービルというところに遊びに行ってきましたが、通信速度が速すぎて、本当に感動しました。
メモ帳を開くような感覚で、ヤフーのニュースを飛べるので、異次元のスピードです。
よく、◯◯Mbps以下ならストレスを感じないというのを聞きますが、この速度を体感してから、自宅の固定回線が遅いな・・・と感じるようになりました。
何が言いたいかというと、通信速度は速いに越したことはないってことです。
UQモバイルは、格安simアワードの通信部門の満足度で第1位を獲得しており、ネット上のあらゆる速度検証サイトで、通信速度が最も速いと評判です。
料金も安くして、通信速度もdocomo、au、ソフトバンクを利用していた時と比べて落としたくないなら、UQモバイルの3Gbpsをオススメします。
【高速プランはの月々のデータ容量上限は3GB】
注意すべきなのは、高速プランは、月々3GBまでしかデータ容量が使えない、という点です。
3GBでどのくらいのことができるかというと、
「Youtubeでおすすめ人気動画」を見た時が1分あたり5.56MBなので、1日18分見ると、1ヶ月で3GBになる計算になります。
もちろん動画によって多少のデータ容量が違いますし、LINEやTwitterなども利用するので、ぴったり1日18分という訳ではありませんが、動画が最もデータ容量を消費するコンテンツなので、3GBプランだと、大体このくらい見れるプランと考えて頂ければよいとおもいます。
3GBプランでは、月々のデータ容量が足りないとおもわれる方もいるかもしれませんが、UQモバイルでは、データ通信を節約する「低速モード」という機能があります。
【低速モードとは?】
軽いウェブサイト閲覧時など、それほど高速な通信がいらない場合に、ターボ機能をOFFにすると、低速モードに切り替わり、通信速度を200kbpsに抑えることができます。
月末までデータ通信容量を取っておきたい時などに、月半ばでターボ機能をOFFにして通信容量を節約して、データ容量を取っておくことができます。
無制限プランでできること
無制限プランはその名の通り、データ通信が使い放題のプランです。
月額3Gbpsだと、動画を見る時間をある程度制限していかないと、月々の容量をオーバーして、200kbpの低速状態となり、ヤフーのトップページなど簡単なウェブサイトを見るのも不便になってしまします。
その点、無制限プランは、500kbpsに通信速度が制限されていますが、200kbpの低速状態に比べて、かなりスマホを使う幅が広がるようです。
また、UQモバイルの無制限プランが本当に500kbpsしか出ていないのであれば、これほど速度が速いと話題になることはないはずなのですが、よくよく調べてみると、「バースト転送」という特別な通信技術を使っており、体感速度が速くなる仕組みがあるようなんです。
【バースト転送とは?】
ウェブサイトを読み込む際に、通常の10倍程度(≒5Mbps)の速度でウェブページを読み込み、その後通信速度が通常の状態に戻る機能のことです。
初めの2-3秒のみ高速で読み込むため、ウェブページを開く際に生じる待ち時間を軽減させてくれます。
また、バースト転送機能を使っても、通信速度が速くならないはずの、動画再生についても、「低画質なら快適に見れる」という体験談もあり、実際には500kbp〜1Mbpsの速度が出ていることがあるようです。
【1Mbps以下の通信速度でできること】
通信速度 | できること |
200kbps | ・LINEやメール、SMSが使える ・ウェブサイトは読み込みに20秒以上かかることが多く、 ほとんど使えない |
200kbps〜500kbps | ・Googleマップがかろうじて使える ・ただし、地図に読み込みが時間がかかる場合が多く、その場合は、 少し立ち止まって、地図を読み込むのを待つ必要がある |
500kbps〜1Mbps | ・ヤフーのトップページを読み込むのに10秒程度かかる ・Youtubeは低画質の動画なら見れる ・動画上の文字は複雑な感じや画数の多い感じは読み取れない ・テザリングを使って、カフェやレストランでパソコン作業ができる |
無制限プランでは、オンラインゲームや高画質の動画を快適に見ることは難しいですが、ウェブサイトを見たり、Googleマップを使ったり、低画質の状態で動画を見たり、することは可能です。
注意すべきなのは、連続3日間で3GB以上のデータ通信を使うと、無制限プランといえども、200kbpsまで通信速度が落ちてしまいます。
ただ、動画を連続で10時間見たり、OSのアップデートをLTE回線でしない限り、3日で3GBを超えることはないので、使いすぎてるなとおもったら、3日間スマホをできるだけ使うのを控えるなどで回避することもできます。
結局どっちのプランがいいの?
使い方にもよるので、迷った方はまず3Gbpsの高速プランから申し込みされることをオススメします。
UQモバイルの速度の評判はいいのですが、以下のようなネガティブなコメントもありました。
docomoから乗り替えたが、びっくりするほど遅い、とても人に勧められない
所詮格安スマホ(MVNO)、auのネットワークと比べると遅い
こうした口コミの契約プランを確認すると、無制限プランを契約しており、スマホを使っている場所やタイミングによっては、通信速度に不満が出る場合も多いようです。
まずは、3GBの高速通信プランで、UQモバイルの通信速度を体感した上で、データ通信の量が3GBで収まるようであれば、無理に無制限プランにする必要はないです。
ウェブサイトを見る際は、「ターボ機能」をOFFにして、低速状態にして、データ容量を節約したり、自宅にWi-Fiがある方であれば、動画をWi-Fiで見るようにするなど、実際に3GBで足りるか確かめてみるとよいとおもいます。
これまで、3GBでデータ通信容量が収まっていなかった方も、上記のような節約を試みてみると、案外収まる可能性もあります。
月額料金も1,000円、高速プランの方が安いので、まずは3GBプランから始めるのがオススメです。
月末までにmy uq mobileといういう契約者のマイページで、プラン変更を申請することができ、翌月頭から新しいプランで、UQモバイルを利用可能なので、最初はあまりこだわらずに3GBプランから確かめてみるといいでしょう。
まとめ
無制限プランと3GBプランの概要
- 高速プラン→ 月額1,680円で、月々3GBまで使えて、場所やタイミングによっては70Mbpsまで出る月額料金と通信速度重視のプラン
- 無制限プラン→ 月額2,680円で、データ通信使い放題だけど、500kbpsに速度が制限されているプラン。
高速プランと無制限プランそれぞれでできること
- 高速プラン→ ウェブサイトを高速で見れる、Youtubeのおすすめ動画であれば、毎日18分見れる
- 無制限プラン→ Youtubeのおすすめ動画であれば、無制限に見れる。ただし、10時間連続視聴などは、3日=3GBの制限に引っかかってしまうので不可
結局どっちのプランがいいの?
- まずは3GBの高速プランで、ご自身が通常使うデータ容量を確認して、Wi-Fiやターボ機能OFFなどの節約方法を試しても、3GB以上利用するようであれば、無制限プランにプラン変更することをオススメします。
どちらのプランも、UQモバイルの回線なので、通信速度は高速なのですが、3GBプランの方が速度が速く、月額料金も安いので、よほどのヘビーユーザーでなければ、データ容量を節約しつつ、まずは、3GBプランから試してみるとよいとおもいます。